『ふらっとライフ』動画化(音声化)の裏側!?

前回更新から随分経ってしまいました。あっという間に年度末ですね。

その間にも、『ふらっとライフ』動画化(音声化)計画は着々と進んでおり、今月中に完成というところです!


実を言うと、テキストの朗読&録音作業は、府大高専内の会議室や朗読者の自宅など、何の設備もないところで、手作業でやっています😅(写真参照=朗読者と、録音編集担当の伏見)

朗読は、元陸上競技場アナウンサーの水田美春さんにお願いをしているのですが、申し訳ないことに録音場所がスタジオではないので、周囲のドアを開け閉めする音や、車が走る音、サイレンの音、飛行機が飛ぶ音、カラスの鳴き声、工事の音などなど、ありとあらゆる「日常」の音が入り込んできます。

大きなノイズは可能な限り避けて録音し、その後、音声編集ソフト(無料)を使って、素人にもできる範囲のノイズ除去などをしますが、ノイズが完全に消えるわけではありません。


でも、まずは学生たちに多様な「読み方」を提供したい!文字を読むのが苦手でも、「聴く」ことで内容を読み取ってほしい!という思いから、スタッフの手の届く範囲で、つまり「日常」のなかで作業を続けてきました。


しかし失敗も多々あって、、、

一度、本全体を朗読者に読んでいただいたにもかかわらず、こちらが録音機器の選定や使い方を完全に間違えてしまっていたために、使える音源にならず、朗読者にもう一度読み直していただくという悲劇もありました・・・。

また、録音する場所によって、音の響きが全く異なるため、少しでも聴きやすい音声が録れる場所を探し回ったりもしました。


そんなエピソードの数々を乗り越え、最終的には、本校の鯵坂先生が動画として仕上げてくださいました(読み上げている箇所のテキスト画像と音声を合わせることにより、聴覚だけでなく視覚的にも「読み」を支援)。


いろんな思い出が詰まった動画(音声)版の『ふらっとライフ』。きっと、本校の学生以外にも、役に立つのでは!?と思っています。

府大高専の学生支援の一環として作り始めたツールですが、今後は一般の方々にもできるだけ多様な読み方を提供できるよう、出版社と相談中です😃♫

また詳細が決まったら、お知らせします!

ふらっと教育パートナーズ

人権&セクシュアリティ教育を「ふらっと」な視点から考えるサイトです。 書籍『ふらっとライフ』の制作メンバーが、勢い余って本の中から飛び出してきました! ※『ふらっとライフ』は、大阪府立大学工業高等専門学校の人権&セクシュアリティ教育「ふらっと高専」の指定教材です。