愛犬・椛(もみじ)が手術を受けることになり、術後の生活についてあれこれ調べた結果、傷口を舐めないよう、特別なグッズが必要であることがわかりました。
一般的には「エリザベスカラー」(首のまわりにつける、円錐台形状の保護具)をつけることが多いようで、動物病院に用意されているのもそれでした。でも、椛は嫌がるだろうし、普段から服にも慣れているから、「術後服」(傷口を覆うことのできる服)の方が良いだろうと判断しました。術後服は5千円ぐらいして高いけど、仕方がない!と事前に用意。
ところが!!
無事に手術を終え、術後服を着て帰ってきた椛は、すっかり怯えていて、まるで自分の家や家族を忘れてしまったかのよう。さらに、トイレを我慢してしまったり、すぐに自力で服を脱いでしまって傷口のテープをはがしてしまったりして、どうにもならない状態に。
病院に相談して、エリザベスカラーを試してみることになりました。
術後服は普通の犬用の服と違って、下半身まで覆ってしまう(排泄に必要な箇所だけ、穴があいている)から、違和感があるのはわかるけど、エリザベスカラーは見るからに行動が制約されて、もっと辛いのでは・・・と思いつつ、病院にあるエリザベスカラーを購入して帰宅。
すると!
ようやく本来の椛に戻り、今まで通り、家にも家族にも安心している様子を見せてくれました。このまま椛が元気を取り戻せなかったらどうしよう…と心配した分、本当にうれしかったし、術後服がどれだけストレスになっていたかと思うと、申し訳ない気持ちになりました。
どうしても手持ち無沙汰な時以外は、「何が何でも(カラーを)外すぞ!」という感じもなく、健気に遊んでいます^^ もちろん、普段よりはストレスを感じているようですが、あと数日の辛抱。
犬は人間の言葉を話すことはできないけれど、やはり、勝手に決めつけてしまってはいけないなぁ、と改めて思いました。
病院の看護師さんによると、「エリザベスカラーを断固拒否する子もいるけど、椛ちゃんは入院中、大丈夫でしたよ~」と仰っていたので、いろんなワンちゃんがいるみたいです。
本人のことは、本人に聞かなければ。まさに、「良かれと思ってしたことでも、本人にとっては単なる迷惑!」という典型例でした。反省です。。。
1月12日
伏見裕子
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